痔瘻の可視総合光線療法

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光線研究 第436号
痔瘻 56歳 男性
20年来肛門のまわりが腫れて来たり、そこから膿汁、分泌液が出て来たりするので、パンツが汚れる状態が続き、不快感を伴って長年経過して来た。
このために光線治療を行った。
治療用カーボン:3002-5000番
照射部位:両足裏部・両足首部・両膝部・腰部・左右下腹部・肛門部・後頭部。
照射時間:各5分間~10分間、肛門部は15分間~20分間。
1日1回行った。
治療の経過

治療開始して約2ヵ月目頃から肛門の辺のジュクジュクが少し改善されてパンツの汚れが少なくなって来た。
2ヵ月目より肛門の照射を1日2回行うことにした。
4カ月目頃からは患部からの分泌物が殆どなくなり、肛門内部の不快感もなくなって来た。
その後次第に分泌物はなくなって6か月目頃には全く感じない状態となっているが光線治療は継続中である。
これは、再発しやすいためです。
治療用カーボンの組合せは3001-4008番がよい場合もあり、また3002-5000番の組合せと3001-4008番の組合せを1日おき交互に行って経過をみてもよい場合があります。
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