異汗性湿疹に可視総合光線療法
可視総合光線療法 治療報告と症例集P116
手指にできた異汗性湿疹 27歳 女性
症状の経過
小学校入学ころからアトピー性皮膚炎があり、ステロイド薬をよく使っていた。
そのほか喘息・扁桃炎・鼻詰まりもあった。
高校に進むころからアトピー性皮膚炎は軽くなっていた。
20歳時、ニキビを光線治療で治した。
23歳時、手指に異汗性湿疹ができ、薬の使用は不安があったので、光線治療のため光線研究所附属診療所を受診した。
光線治療
治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部・両膝部・左右手指各10分間、腹部・腰部・後頭部各5分間照射。
治療の経過
自宅で光線治療を行った。
治療1週間でかゆみが少なくなり、3週間で手指の色がよくなってきた。
その後、かゆみが強くなる傾向があったので、治療用カーボンを3000-3002番に変更した。
治療2ヵ月で湿疹のかゆみはほぼ改善した。
その後、暑い季節はかゆみが強くなるので、その時期はできるだけ光線治療を行っている。