光線研究 第576号
~光線は素肌へ~
光線治療は、治療用カーボンが燃焼する時に出る光と熱を利用しています。
つまり、身体を温める温熱作用だけでなく、光線を直接皮膚に照射して吸収させることにより、光のエネルギーを体内に取り入れる光作用も大切な要素なのです。
したがって、薄い衣類(ストッキング・肌着など)をつけたまま照射しても、光線が衣類に遮られてしまい、直接皮膚に届く光線の量が減少してしまいます。
これでは、身体が単に温まるだけで、光作用の効果はかなり少なくなってしまい、一生懸命治療しても治療効果は半減してしまいます。
寒い時期は特に衣類を脱ぐのが大変に思われるかもしれませんが、お部屋を十分に暖めて、照射する部位だけ素肌を出して治療するようにしてください。
素肌に直接光線を照射して、光のエネルギーを大いに活用しましょう。