太陽光と光線療法⑦

近年、生活・勤労形態の変化によって人工照明の下で過ごすことが多くなったことや、また環境汚染によっても、十分な太陽光を得られなくなってきています。
太陽光線の不足や、人工照明の不均衡な光線による生体への悪影響が懸念されます。
また、太陽光の大切さを知り日光浴をしようとしても、日中に定期的に時間をとることはむずかしく、さらに日照量は1年中安定していませんし、日光浴に適さない季節もあります。
さらに最近では、太陽光からオゾン層の破壊によって地上に到達するはずのない有害な短波長の紫外線が増加していることが問題になっています。
そこで、太陽光に代わり、季節や時間、場所を問わず、安定して光を得られ、しかも安全な光線が必要になるわけです。
現在、紫外線療法、赤外線療法など、単一の光線が多いですが、可視総合光線療法の光線は、太陽光と同様に紫外線・可視光線・赤外線の3種類の光を連続して含む人工太陽とも呼べる光線です。
したがって、太陽光と同じ作用が得られ、生体にとっては一番自然で、合っている人工光線といえます。
可視総合光線療法は、問題になっている短波長の有害紫外線はもちろん含んでいませんし、また紫外線量も太陽光に比べて微量です。
ですから、照射時間が長くなっても生体に悪影響を及ぼすことも全くありません。
十分に太陽光を得られない現代人の生活にとって、季節や時間や場所を選ばず効率的に太陽光線の恩恵を受けられる可視総合光線療法は我々生体の健康維持や疾病治療にとてもすばらしいものであると言えます。
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