むち打ち症による頚部の痛みに可視総合光線療法

実践治療報告集P38
73歳 男性
30年ほど前、仕事で車を運転中に追突事故を起こし、むち打ち症になりました。
初めのうちは、首の重さや違和感はあるものの、生活するのにさほど困ることはありませんでした。
しかし、半年後くらいから、頚部の痛みが強くなり、寝返りを打つと痛くて眠れませんでした。
むち打ち症が完全に治っていなかったのか、重いものを運ぶ仕事をしていたためか、整形外科では頚部が変形していると指摘されました。
約2ヵ月間通院してもよくならず、通院を中止しました。
その後、ときどき首に強い痛みを感じましたが、そのまま数十年間、ずっとがまんしてきました。
しかし、最近になって痛みがひどくなり、首を曲げたり、振り向くことがつらくなりました。
自営業で車を運転する機会が多いので、このような状態にほとほと困り果てておりました。
お客さんが光線治療を受けるように、熱心に勧めてくれるので、光線研究所附属診療所を受診しました。
光線治療を受けたあとは、何となく気分よく感じたので、しばらく通院しようと決めました。
3回の光線治療で、首の痛みが少し軽くなりましたが、首を曲げることは不安でした。
光線研究所附属診療所の先生に自宅で毎日光線治療をする方法も言われましたが、光線研究所附属診療所で治療を受けるほうがよいと考え、通院治療を続けました。
光線治療15回目あたりから、首の痛みやこりはほとんどなくなりました。
多少の後遺症が残るのは仕方ないと思っていますが、首を曲げても痛みはなく、寝返りが打てなかったほどのつらさを思うと、いまは嘘のように楽になりました。
◆光線治療
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部・頸椎下部(1号集光器使用)各10分間照射、両膝部・腹部・腰部・左右咽喉部(2号集光器使用)各5分間照射。
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