十二指腸潰瘍の症状に可視総合光線療法
実践治療報告集P165(転載許可済)
74歳 男性 十二指腸潰瘍
私は若いころから胃が弱く、食べすぎたり脂っこいものを食べると、すぐに胃がもたれて不快な思いを繰り返してきました。
40歳代半ばに中間管理職になり、仕事のストレスが強くなって、しばしば胃に痛みを感じるようになりました。
そのころ、健康診断で十二指腸潰瘍が見つかりました。病院で、医師からは体質や環境の影響が大きいと言われ、飲み薬をもらいました。
ピロリ菌の検査もしましたが、結果は陰性でした。2ヵ月ほど薬を飲むと、痛みはほとんどなくなりましたが、薬を中止すると半年ほどで、また胃の痛みやもたれが出ました。
胃が痛み出すと薬で症状を抑える、また再発する、その繰り返しでした。
65歳で会社を退職し、腰や背中の痛み、難聴があったので鍼灸院に通いました。治療中に十二指腸潰瘍の話をしたところ、コウケントー光線治療を勧められました。
光線研究所附属診療所を受診し、腰痛や十二指腸潰瘍で困っていることを話すと、「からだが冷たく、血行が悪いので、それに伴って筋肉が硬くなり、痛みを感じるのでしょう」と言われました。
診察のあと、4台のコウケントー光線治療器で30分間治療してもらいました。
◆コウケントー光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部・背正中部(1号集光器)を各10分間照射、両膝部・腹部・腰部・背中全体を各5分間照射。
温泉に入るよりも心地よい温かさに包まれて、治療中にうたた寝をするほどでした。
光線治療後はからだが軽く感じられ、駅の階段も軽く上がれました。その日は、夕方までポカポカ温かく、気分よく過ごすことができました。
そこで、コウケントー光線治療器を用意して、自宅での光線治療を開始しました。1台の光線治療器では、光線研究所附属診療所で受けた温かさにはなりませんが、できるだけ長時間光線治療しようと、毎日2時間くらい光線治療しました。
2ヵ月ほどで足の冷えが改善し、背中の重だるさや腰痛も感じなくなりました。
その後、胃腸の働きも改善して、何を食べても胃のもたれや痛みを感じることがなくなり、いまではすっきりした日々を過ごしています。
今後は、難聴の改善を目指していきます。ご指導よろしくお願いします。