アトピー性皮膚炎のコウケントー光線治療はカーボンの組み合わせが色々です。

アトピー性皮膚炎のコウケントー光線治療はカーボンの組み合わせが色々です。

コウケントー光線治療をして20年近くしていると、本当に悩みを抱えた方々に出会います。

その中で、アトピー性皮膚炎についてお話しをします。

アトピー性皮膚炎のカーボン組み合わせは、3001-3002番や3000-3002番がテッパンです。

しかし、実際の臨床現場では、その方の肌の状態に応じて、3001-3002番や3000-3002番以外を初めから使うこともよくあります。

場合によっては1000番のカーボンと他のカーボンを組み合わせることもあります。

照射時間は、全体に30分程度当てるだけで終わることもあれば、1時間またはそれ以上当てることもあります。

照射距離は、どのカーボンを使う時でも30cmくらいは離します。しかし、集光器を使う場合は15cmくらいで照射することもあります。

アトピー性皮膚炎の光線治療というのは、本当に難しいですが、週に1回の通院を半年間続けると、相当に酷い肌でも少しだけですが、良くなっていることを実感します。

※過去に早く良くしたいからと、週に4回通院(月・火・水・木)して金・土・日を休むを繰り返した方がいまして、1年ほどでほぼ綺麗な肌になりましたが、費用がすごかったことを覚えています。でもこれくらい当てる必要があるんだなあと学びました。

あと、お風呂は石鹸やシャンプー類を使う日、使わない日(湯洗でお湯だけで汚れを落とす)と交互にしてみたり、色々試します。

ただ、食事に関しては、ごく普通であれば特に何も言いません。

ご相談をよく受けますが、肌の状態を実際に見てみないと分からないことが多く、その場合はテッパンのカーボンを当ててみてくださいとしか言えません(-_-;)

時間と費用がかかりますが、自宅(部分照射)と通院(全身照射)の両方で光線治療を行うといいと思います。

PAGE TOP