アキレス腱の痛み、踵の痛みに可視総合光線療法

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可視総合光線療法 治療報告と症例集P90
アキレス腱の縮みが改善し、踵痛が消退 72歳 女性
71歳ごろから、右踵の痛みが出始めた。
受診した病院の検査で、骨棘(靭帯付着部や関節面から骨が増殖し、棘状になっているもののこと)があると診断された。
鎮痛剤を処方されたが、あまり効果がなく、最近は杖を使わないと歩けない状態だった。
その前年、70歳時に左乳ガン(初期)全摘術を受けたが、術後からだを動かすことが減っていたため、2年間で体重が10kg増えていた。
左腕痛もあった。
初診時の所見
痛みのある右足裏は硬く、右踵からアキレス腱、ふくらはぎ(腓腹筋)にかけて緊張が強かった。
常に右アキレス部が縮み、踵が引っ張られる状態だった。
術後の体重増のため、右下肢に負荷がかかったことも、痛みの要因と考えられた。
光線治療
右アキレス腱から腓腹筋部にかけての緊張をとることを目的に、通院治療を開始した。
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部を20分間、両膝部・腓腹筋部・腰部を各10分間、右踵部(1号集光器)を20分間照射。
治療の経過
できる範囲でよくからだを動かすように指示し、体重を減らすように努力してもらった。
光線治療ごとに右踵の痛みは軽減し、治療5回目でほとんど痛みは消退し、踵周辺に圧迫感が残るのみとなった。
右アキレス腱の伸びも改善した。
光線治療10回目で、杖を使用せずに歩行できるようになった。
体重も70.3kgまで減った。
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