やけどの可視総合光線療法

光線研究 第488号
50歳 女性 やけど
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◆病状の経過
熱湯を誤って左足に浴びてしまい、つま先からふくらはぎまで、広範囲にやけどを負った。
救急車で病院へ行き治療を受けた。
4~5日通院したが、強い痛みのため夜も眠れず、また、やけど患部が赤黒くなり皮膚も剥けてきた。
足首部からつま先にかけて腫れが引かず、歩くと左足に痛みがある。
痕が残ることを心配し光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-5000番
光線照射部位・時間:両足裏部・両足首部を各10分間、患部は1号集光器を使用し2か所に分けて各20分間照射した。
◆治療の経過
患者は、20年来の光線療法愛用者であり、からだの不調は何でも光線治療で治してきた。
今回の光線治療は、自宅で痛みが取れるまでは、断続的に1日8~10時間行った。
治療開始3日目には痛みが緩和し、水泡跡に新しい皮膚の発生がみられた。
治療開始1カ月後には、患部の痛みや痒みは全く消失し、腫れも引き歩行時の痛みも完治した。
左外踝上部に少し皮膚の硬さが残っているが、やけどの痕もほとんど消退した。
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