Y・Aさん76歳女性、悪性リンパ腫(びまん性大細胞性B細胞リンパ腫)のコウケントー光線治療
元々は、サルコイドーシスの光線治療を月に1~2回程度受けられていました。
今回、左脇の下に2つのしこりが見つかり、乳腺科では進行性乳癌と言われ、別の病院でもう一度検査を受けた際には、悪性リンパ腫でサルコイドーシスとの関連性を指摘されたそうです。
これからの治療は、R-CHOP療法(抗がん剤治療)を行うということで2週間の入院予定。
退院後に、光線治療で少しでも基礎体力を回復させ、社会復帰することを家族の方とお話しをしました。
悪性リンパ腫のカーボンは、①3001-4008番、②1000-5000番、③1000-4008番などを使います。
悪性リンパ腫の照射部位は、全身くまなく当てるが原則ですが、年齢、体力、全身状態、病気の進行度合いなどによって部位を決めます。
基本は両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腹部・腰部・後頭部・左右咽喉部ですが、胸部、背正中部、下腹部、臀部などに当てることもあります。
たんぽぽでは、癌光線ケアでは「臀部」を基本照射に追加して当てることが多いです。
臀部の照射は、生命力を賦活させる重要な部位なんです。
何はともあれ、抗ガン剤治療は体力勝負ですので、しっかり光線を当てて、たっぷりお肉を食べて、全身状態の底上げをすることが大切です。