尻もちをついた時に腰部に激痛が走り、病院へいったところ腰椎の圧迫骨折と診断されたそうです。
後日、胸まであるコルセットを作りはしたものの、痛みが強くて四六時中自宅に引きこもり。
O・Tさんは今は使っていない古い光線治療器を持っていて、当て方などが分からないと相談と施術を兼ねて娘さんの送迎と介助を受けながら何とか来院。
相当に足腰が弱っていて、動くたびに激痛。痛みを取ってやわらげて、骨と筋の強化を図るにはどうしましょう?
体力は確実に落ちているのであまり無理のない範囲で光線治療をします。
始めに行なう光線治療は、とにかく痛みを取ってあげることです。
本来なら両足裏部と患部である腰部の2か所に当てますが、O・Tさんの体力などを考慮して腰部だけに当てます。
3001‐5000番を使って40cm離して30分間照射。(←反応が出ない当て方)
毎日当てます。
土日祝日以外は毎日お越しいただきました。
光線照射50回(2ヵ月半)で痛みはほぼなくなりました。自宅では軟性コルセットを装着して動くことが出来ましたが、外を歩くのは足がおぼつかなくて怖いそうです。
次のステップは筋肉と骨の同時強化。
たんぽぽには週に1回のみの通院に変更。
光線照射によって出来るビタミンDは腸からカルシウム吸収を促して骨からのカルシウムが溶けだすのを抑制してくれます。(ビタミンDサプリなどを併用していいかも)
また光線照射によって筋肉内の血流を増やしてタンパク質の合成が活性化して筋肉再生を促しますので、筋肉の萎縮を防ぎます。(←魚や肉を積極的に食べます)
出来る範囲で体を動かして、骨や筋肉を刺激して少しずつ強化していきます。
筋・骨の強化には、3000‐5000番がおススメですが、3001‐5000番や3002‐5000番でも構いません。
両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・大腿部前後・腰部(←腎臓の活性でビタミンD 活性)・腹部(←肝臓の活性でビタミンD活性)・背正中部(←円背ぎみだから当てる)に合計40分間照射。
治療開始8ヵ月後、コルセットもなく、杖は使いながら外出して卓球(球拾いだそうです)とカラオケ(近所のカラオケスナック)に行けるまでになりました。
光線治療器は新品に変えて、自宅で足裏部を当てています。忘れた頃にたんぽぽに来て光線と軽いマッサージを受けに来ます。