M・Yさん70歳女性、逆流性食道炎のコウケントー光線治療
逆流性食道炎のお薬を服用しながら、コウケントー光線治療を取りれて症状の緩和を期待してたんぽぽに来院。
ハッキリ言って、逆流性食道炎の光線治療は、根気との戦いです。
原因が様々あり、これさえすれば、ハイOK!とはいきません。
M・Yさんは、他にも脊柱管狭窄症を患っており、姿勢は少し前かがみぎみです。
胃がいつもムカムカして、食べすぎると吐くこともあるそうです。
こういう場合は、はじめから腹部の光線はせずに、両足裏部・両足首部・両膝部・腰部・背正中部・後頭部・左右咽喉部を合計40分間光線照射。
治療用カーボンは、3001-5000番を使いました。
まずは、脊柱管狭窄症による痛みで、腰背部の筋肉のこわばりが強く、それを良くしようと思いました。
週に2回の光線治療と指圧を組み合わせて、施術を行うこと20回。
脊柱管狭窄症の痛みは9割ほどなくなり、背すじを伸ばして歩けるようになりました。
すると、逆流性食道炎の症状が気にならなくなり、たまに食べすぎた時に胃がムカムカしたり、吐き気がある程度になりました。
治療回数は、30回ですが、脊柱管狭窄症の痛みが軽減した頃から、腹部・上腹部・背正中部に追加照射。
逆流性食道炎の症状が辛い時には、裏側の背正中部(1号集光器)を症状が軽くなるまで光線照射するといいでしょう。