H・Aさん40歳女性、子宮体癌術後の可視総合光線療法
彼女は、子宮体癌術後、約2週間の入院を経て退院し、その足でたんぽぽへ来院。
思ったよりも元気で、顔の色つやも良かったです。
子宮の全摘と腹部のリンパ節郭清を行うため、恥骨からおへその上5cmくらいまで切開し、約6時間の手術に耐えました。
術後は、腹部全体の重だるさ感、張り感、膨満感、傷口が20cm以上あるため、背すじを伸ばすと傷口が痛むなどの症状があります。
術後は、体重が2kg減ったようで、約2週間ぶりの光線療法のため、様子見で3001-4008番で両足裏部、両膝部、腹部、腰部、臀部などに照射。合計40分間。
手術をして切開した傷口にも、光線照射を行って問題ありませんので、どんどん当ててください。
光線照射後、腹部の傷口を伸ばすと痛みが出たのが、1回で全くなくなりました。
病巣である子宮とその周辺のリンパ節を取り除き、あとは血液にあるであろう癌細胞をやっつけるために、抗ガン剤治療に入ります。
その間、何でも食べて少しでも体重を増やし、体力をつけて、週に2~3回の光線療法を行っていきます。
光線療法は、体力療法ですので、しっかり当てて次の治療までに体を整えていきます。