N・Hさん78歳男性の胃癌術後の光線療法
市の健康診断で胃癌が見つかり、腹腔鏡手術で胃の3分の2を切除された方の可視総合光線療法。
術後は、食事の量が減り、体重も減少、冷えが強く、知り合いの方から光線療法を勧められたんぽぽに来院されました。
癌ケアの光線療法には、通常1000-4008番を使うのは皆さんもご存知ですよね。
ただ、患者さんの全身状態や体力などを加味して、弱めのカーボンを使うことも知っておいてください。
また、始めから患部に光線照射をしないこともあります。まずは患部の周りから攻めることもあります。
このケースでは、徹底的に両足裏部と両膝部の2か所を光線照射しました。
治療用カーボンは、3000-5000番を使いました。(←体力回復のカーボン)
自宅に光線治療器がないため、たんぽぽに毎日通院してもらい、両足裏部と両膝部を10分間から始めて1カ月後には60分間照射。
このころになると、まず顔色がよくなります。そして体力が出てきて食欲が出ます。ただし1日6回にわけて食事。
体重も2㎏増えてきました。
そしたら、3001-4008番のカーボンを使い、両足裏部・両膝部・腰部・左右下腹部(1号集光器)・後頭部(1号集光器)を各10分間照射。
通院2年目ですが、体調はよく、再発もなく、日常生活を送っています。
週に1回の全身光線を継続中です。