上顎洞ガン術後の放射線治療による痛み

光線研究 第602号
52歳 女性
◆症状の経過
鼻血と右ほほの腫れが続き病院検査を受け「上顎洞ガン」が見つかった。
手術前に放射線治療を行い、縮小させてから手術を受けた。
術後も放射線治療を行った。術後放射線治療10回目頃から、術痕とその周辺の痛みが強くなり、鎮痛剤を1日3回服用し始めた。
放射線治療が終了し、2ヵ月経っても放射線照射部の炎症が続き痛みがとれず、たいへん困っていた。
友人に光線治療を紹介され、光線研究所附属診療所を受診し、自宅治療を開始した。
◆治療の経過
光線治療2回目の時、ほほが少し赤くなったが、痛みが軽減し鎮痛剤を中止した。
しかし、治療5回目から10回目頃は痛みが増し鼻血もみられた。
光線治療初期の反応と思い治療を継続。11回目頃から腫れが引き痛みが減ってきた。
病院では『放射線によるほほ内部のやけど状態は改善している』と言われた。
光線治療2ヶ月で痛みはほぼ消退し腫れも引き、右側で食べ物が噛めるようになった。
1年後の検査も異常ない。
◆光線治療
治療用カーボン1000-4008番を使用。
照射部位は両足裏部10分間、両膝部・後頭部・左右咽喉部各5分間、右ほほ部を2号集光器を使用して10分間照射。
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