滑車神経麻痺の可視総合光線療法
可視総合光線療法 理論と治験P201
滑車神経麻痺 52歳 女性
階段より転落し、頭部外傷性の滑車神経麻痺を起こした。
退院後も複視が続き、斜め下を見ようとすると物が二重に見えた。
ビタミン剤などの投薬を受け、経過を見て手術を行ったほうがよいといわれていた。
打撲した肩、頸、腰の痛みもあったので、知人の紹介で光線研究所附属診療所を受診した。
光線治療
3002-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部・腰部を各10分間、肩甲骨間部・後頭部・右肩部を各10分間、腹部を5分間照射。
眼部は3001-5000番の治療用カーボンを使用し、眼部と左右こめかみ部を各5分間は1日おきに交互照射。
治療の経過
治療開始3ヵ月間で肩、頸、腰の痛みは改善したが、複視の症状はあまり変化がなかった。
治療半年目から眼部は3001-4008番に変更した。
治療8カ月頃から複視が改善し、階段を下りるときの不安が少なくなり、1年後は不安なく階段を下ることができる。
奇跡的な回復と主治医は驚いている。