特発性骨壊死の可視総合光線療法
可視総合光線療法 実践治療 報告集 P76
58歳 男性
5年ほど前、左膝の内側に痛みを感じ、整形外科を受診しました。
レントゲン検査ではとくに異常がなく、「靭帯の炎症ではないか」と言われ、湿布と消炎鎮痛剤を処方されました。
1ヵ月ほど経っても、一向に痛みがとれません。
そこで、大学病院でMRI検査を受けたところ、特発性骨壊死の疑いがあると言われたので、大変驚きました。
その原因は不明で、大腿骨の膝側が壊死する病気で、進行すると骨が崩れて、人工関節の手術しかないということでした。
軽いものなら自然に治る場合もあるようですが、MRIの画像には膝の内側の部分がだいぶ白っぽく写っており、はたして治るのかとても不安でした。
大学病院ではとくに治療はされず、「膝のサポーターを巻き、松葉杖を使って、膝に負担をかけないように」という注意だけでした。
このままずっと松葉杖で歩くのはとても不便ですし、進行して人口関節になるのも嫌でした。
よい治療法がないかと困っていたとき、友人に光線治療を勧められて、光線研究所附属診療所を受診しました。
光線研究所付属診療所の先生に、「光線治療で膝の骨壊死の進行が抑えられたり、改善している例はあります」とうかがいました。
そこで、自宅用に治療器を求め、光線治療のやり方をご指導いただきました。
1ヵ月間自宅での光線治療をすると、膝全体に重い感じは残るものの、歩くときの膝の痛みはなくなりましたが、病院での検査で骨壊死部の変化はなく、毎日光線治療を続けました。
4か月間、しっかり光線治療を行ってから、再び病院の検査を受けに行きました。
すると、膝の骨が白く写っていた部位が、透明になっており、骨壊死が治っていました。
本当にうれしくなりました。
あれから5年経ちますが、再発もなく、膝の調子は良好です。
膝の骨壊死を光線治療で治すことができ、本当にありがたく思っています。
光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。1カ月後から1000-3001番。
照射部位・時間:両足裏部・両膝部を各10分間照射、両膝裏部を各5分間照射、さらに左膝内側部(患部)10分間照射。