S・Kさん37歳女性、産褥期のコウケントー光線療法

S・Kさん37歳女性、産褥期のコウケントー光線療法

出産後の6週間~8週間は産褥期と言って、出産による体のダメージを回復させる時間です。

子宮が大きくあることで周りの内臓が圧迫されて痛みが残ったり、子宮からの出血があったり、または帝王切開や会陰切開の傷口の痛みを引きずることもありますので、安静が必要です。

しかし、生まれた赤ちゃんの世話にちょっと待ってはありません。

周りの方の協力なしでは、育児は不可能です。

実はS・Kさんは、不妊治療と光線を1年半されて、自然分娩で女児を出産されました。

産婦人科に5日間入院して、退院する前日にお電話を頂き、出産後に光線治療を受けたいと言われました。

母親に赤ちゃんを預けて来院。

両足裏部・両足首部・両膝部・(場合によってふくらはぎや太ももの前後を当てることもある)・腹部・腰部・腰上部・後頭部を合計60分間。

※帝王切開をされた方は1号集光器を使って、ワセリンを塗って(傷口が痒くなることがあるので)照射します。

※会陰切開をされた方は1号集光器または2号集光器を使って、上向きや横向きで股を開けて照射します。

S・kさんは週に2回の通院を3ヵ月間続けました。

幸いにも出産前から1年半も光線治療を受けていたので、回復は早く、体型も少しずつ元に戻りながら、母乳もいっぱい出て、元気になりました。

ただ、油断は禁物なので、周りの協力を受けながら月に1回の光線を継続しています。

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