77歳男性、膵臓癌でこれ以上抗がん剤治療を継続できないと言われた時のコウケントー光線治療

77歳男性、膵臓癌でこれ以上抗がん剤治療を継続できないと言われた時のコウケントー光線治療

膵臓癌で病院での抗がん剤治療は、ご本人の体力が低下して治療を継続することができないと担当医から言われて、在宅医療に変わりました。

後は、自宅療養しながらコウケントー光線治療を希望されて、奥様がご相談に見えました。

ご夫婦はコウケントー光線治療の愛好家で、20年以上愛用されているようです。

今回のご相談は、少しでも痛みを抑えてこれ以上体力の低下を防ぎたいとのことです。

こういう場合のコウケントー光線治療は、光線の刺激を弱くして長く当てることで痛みの域値を上げて、体力を少しでも回復させることです。

では実際の当て方ですが、両膝部(1号集光器)・ふくらはぎ部(1号集光器)・腹部(1号集光器)・腰背部(1号集光器)の4か所です。

1回の照射時間は、約40分間です。1日2回~3回行います。

あれッ? 両足裏部や後頭部などは当てないのですか? 全部の部位に集光器を使うんですか?と思われたでしょう。

実は、全身の血流を促す両足裏部や後頭部を当てずにあえて刺激を弱めにして当てるのは、ジワジワと少しずつ光線の刺激を体内に入れるためです。また、集光器を使うことで、光と熱の量を減らす調節をします。

そうすることで、照射時間を長く出来て、体力のない方でも気持ち良く光線治療を受けることができます。

治療用カーボンは、3000-5000番、3001-5000番、3002-5000番などを使います。1000番はあえて使いません。

※光線は当てた時間に比例して、身体に変化をもたらしますので、長く当てる一つの方法として、あえて両足裏部や後頭部を当てない照射方法を行うこともあります。

これから、自宅治療とたんぽぽ光線(週1回)を併せてコウケントー光線治療を行っていきます。

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