72歳女性、虫垂炎が破裂して腹膜炎を起こし術後の食欲不振のコウケントー光線治療

72歳女性、虫垂炎が破裂して腹膜炎を起こし術後の食欲不振のコウケントー光線治療

お腹の痛みがあり、かかりつけ医で診察を受けたら、痛み止めで様子を見るように言われたのが土曜日の朝。

段々と耐え切れない痛みになり、月曜日の朝にもう一度かかりつけ医で診察を受けたら、その場で救急車を呼ばれて大学病院へ搬送。到着後にすぐに緊急手術を受けたたんぽぽの患者さん。

術後の執刀医の先生から、虫垂炎が破裂してお腹の中が膿でいっぱいでした。もう少し遅かったら命はありませんでしたよ言われたそうです。

退院後、食欲が全くなく、食べられないから体力が落ちて、体重は5kgも減ったそうです。

退院から1か月後、ずっと家の中にいても体の調子が良くなるわけでもないので、ご主人に連れられてたんぽぽ光線に見えました。

お腹の傷口を見せてもらって、大変な思いをされたんですねとお話しを聞いて、ご本人は以前の体力に戻りたいと仰いました。

こういう場合のコウケントー光線治療は、まず3001-5000番または3000-5000番のカーボンを使います。

照射部位は両足裏部・両足首部・両膝部・太もも後面・腰部・腹部(←当てて大丈夫です)・背正中部・後頭部を熱くならないように照射距離を離して当てます。

照射時間は合計で40分間。

1回目の光線照射の後は、次の予約は1週間後にします。光線の反応を見る為です。1週間経って来院されたときに、1回目の光線後はいかがでしたかとお聞きして、光線治療の治療回数を決めます。

ご本人はとっても気持ち良くてもっと当てたかったと言われましたが、2回目の方が慎重に光線照射を行います。なぜなら、光線っていうのは、1回ごとに体内にエネルギーが蓄積されていくので、1回目より2回目、3回目の方が体が活性化されて反応が出やすいことがあるからです。

週1回のコウケントー光線治療を4回目が終了した時点で何も問題はなかったので、そのまま週1回の通院治療にしました。

治療開始3か月(治療回数12回)してから、本来の元気を取り戻して食欲が出るようになり、体重はあっという間に5㎏増えて元の体重に戻りました。

現在は月2回の通院治療でマッサージも行い、通常の生活を送れるようになっています。

※コウケントー光線治療は当てた回数に比例して体は良くなりますが、早く良くなりたいと焦り過ぎて好転反応が出るくらい当てると逆に長引きます。

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