麻痺などの神経症状にコウケントーカーボン1000-4008番を使うこともあります。
神経症状と言っても、脳梗塞症による半身不随、脊柱管狭窄症やすべり症などによるしびれ、過敏性腸症候群など自律神経による乱れなど色々あります。
神経系全般に、コウケントーカーボンは3002番を軸に光線治療を行います。
3002-5000番(弱)、3002-4008番(中)、3002-1000番(強)、または4002-1000番(最強)。
大体において、弱、または中の刺激で十分に対応出来ます。
1ヵ月、2ヵ月と光線治療を行って、目立った効果が出ない時には、強や最強を使うこともあります。
長年の臨床経験で、ごく稀ですが1000-5000番や1000-4008番を使うことがあります。
生まれつきの心臓病を患い、長期間の入院生活で腓骨神経麻痺になり、足首が上がらず下垂足になってしまった女の子に最終的に1000-4008番を現在使っています。
また別のケースでは、3002番の代わりに6006番を使って、6006-5000番を組み合わせることもありますし、パーキンソン病では、4006-4007番を組み合わせることもあります。
神経障害性疼痛では、あえて3001番の赤外線を多く含むコウケントーカーボンを使用する場合もあります。
患者さんの全身症状と局所症状、年齢、性別、体重、病気の期間などを考慮して治療用カーボンは決定します。