骨折の痛みに可視総合光線療法

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可視総合光線療法 治療報告と症例集P98
右上腕骨骨折 72歳 男性
光線治療は30歳代のころより、腰痛や膝痛の治療に使用してきた。
今回、自転車で通行中、急に飛び出してきた歩行者を避けようとして転倒した。
そのとき右肩を強打し、右腕が動かせなくなった。
レントゲン検査の結果、右肩脱臼と右上腕骨が4か所骨折していた。
ギブスは着脱可能なものにしてもらい、入院を断って自宅で経過をみることになった。
光線治療
治療用カーボンを使用3001-4008番を使用し、両足裏部・両膝部を各10分間、腹部・腰部・後頭部を各5分間、右肩部・右上腕部を各30分間照射。
治療の経過
受傷当日、右肩部・右上腕部を各1時間ずつ光線治療を行ったところ、ほとんど痛みを感じないで熟睡できた。
翌日からは1日2回、朝晩に光線治療をした。
当初、「右上腕の骨がつくまでに3ヵ月間かかる」と診断されたが、1カ月後の病院検査で完全に元通りに骨がついたことが確認された。
主治医は「72歳という年齢で、こんなに早く骨がついたのを見るのは初めてだ」と大変驚いていた。
リハビリも順調で受傷後2ヵ月間で後遺症もなく完治した。
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