静脈血栓症、血栓性静脈炎の可視総合光線療法

光線研究 第488号
◆静脈血栓症、血栓性静脈炎
静脈壁の損傷や炎症により、その部位に血栓ができ静脈内腔を塞いだり、静脈還流の障害がおこった場合をいいます。
手術、分娩、長期臥床などで静脈血のうっ滞、凝固能の亢進状態がおこった場合に多くみられます。
足部の小静脈や下肢の深部静脈などでは歩行時の緊満感、疼痛、局所の腫脹(はれ)、熱感がみられる程度ですが、膝窩部から骨盤部の閉塞では自発痛のほかに運動痛もあり、皮膚も暗赤色になります。
浮腫(むくみ)は急速に進み筋肉の圧痛もおこり全身的な炎症反応を伴うようになって来ます。
合併症として肺塞栓症、下腿潰瘍がおこることもあります。
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