足のむくみのご相談をされるたんぽぽの患者さんの一人一人に合ったコウケントーカーボンを皆さんにもシェアしたいと思います。
①立ちっぱなし、または座りっぱなしで夕方になると足のむくみが気になるケース。
よくあるケースで朝には改善していることが多いのですが、慢性化してくるとむくみが戻らないこともあります。
この場合のカーボン組み合わせは、3002-5000番、3002-4008番がメインですが、3001-5000番もいいでしょう。
照射部位は、両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腰部です。
②高齢者の方の足のむくみが気になるケース。
寒い、暑いで家から一歩も出ない、テレビのおもりをしているような場合ですが、心臓にも悪影響を及ぼします。
この場合のカーボン組み合わせは、3000-5000番、3002-5000番をメインに、3001-5000番も使うといいでしょう。
照射部位は、両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腰部・背正中部です。
③肥満体質による足のむくみが気になるケース。
この場合のカーボン組み合わせは、6002番を軸にして、6002-4002番、6002-5000番、6002-1000番などを使います。
照射部位は、両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腹部・左右下腹部・腰部・背正中部です。
④癌による足のむくみが気になるケース。
この場合のカーボン組み合わせは、1000-4008番、1000-4002番、1000-6003番などを使います。
照射部位は、両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腰部・背正中部・腹部・左右下腹部です。
※たんぽぽの臨床現場では、むくみの原因が何であるかを把握した上でカーボン組み合わせを行い、健康状態や体力などを考慮して照射時間や照射部位を決定します。
足のむくみは必ず「腰部」を当てます。これは腰部神経節(自律神経の交感神経)の過緊張を緩ますことで、足への血流を促進させるためです。
あと、利尿剤などのお薬と併用して行っても大丈夫です。