程度の差はあるけれども、更年期障害や自律神経は様々な症状が出ます。
少しでも楽になるためには病院の治療と並行して光線療法を行うことです。
光線研究 第451号 (転載許可済)
51歳 女性 更年期障害に伴う鼻炎
【病状の経過】
48歳頃、風邪をひいてから鼻炎の状態となり鼻汁がのどにまわる(後鼻漏)症状がみられるようになった。
病院では鼻炎は更年期障害のひとつの症状といわれ、眠剤、安定剤、胃薬、鼻の薬を服用していた。
その後も鼻炎ははっきりしないので、50歳のとき大学病院の耳鼻咽喉科を受診して蓄膿症の傾向があると診断された。
鼻炎の漢方薬を処方してもらったが、この漢方薬がからだに合わず逆に頭痛、イライラ感、不眠、胃不快感、食欲不振などの自律神経失調症の症状が強くなってしまった。
体重は胃炎のような症状のため一時5kg減少した。
自律神経失調症と胃炎の薬を服用しているが体調がよくないので知人の紹介で光線研究所附属診療所を受診した。
【光線治療】
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部30分間、両足首部・両膝部を各10分間、腹部・腰部・後頭部(1号集光器)・左右咽喉部(2号集光器)・眼鼻部(2号集光器)を各5分間照射で通院治療(月に4回)を始めた。
【治療の経過】
通院治療10回前後で足の冷えがよくなるとともにイライラ感、疲労感、胃部不快感は少なくなり食欲もよい状態となった。
不眠も改善がみられてきた。
頭痛は治療前は頻回にみられたが、光線治療を始めてから痛みの回数が減り、また痛くなっても早く楽になるようになった。
治療26回前後の現在、自律神経失調症の薬を中止した状態でも自律神経失調症の症状は少なくなっている。
ただしイライラ感は治療前より少なくなっているが、鼻の調子によって変動がみられている。
鼻炎の症状は治療回数が少ないためかまだ大きな変化はないが、光線治療によりゆっくりではあるが改善傾向がみられている。