腱鞘炎・耳鳴り・難聴の症状改善に可視総合光線療法

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治療報告と症例集 P53
腱鞘炎ばかりか、耳鳴り、難聴がよくなった
68歳 女性

約2年前、右手首の腱鞘炎を患い、タオルを絞ったり
水道の蛇口をまわすのもつらい状態でした。右腕全体
の筋肉痛も強く、物をつかむことも困難になり、大変
困っておりました。その原因は、部屋の模様替えで腕
を使いすぎたためです。
整骨院や指圧にも通いましたが、一時的によくなって
も、数時間後には元に戻る状態でした。
また、数年前からメニエール病による回転性のめまい
が周期的に現れ、その都度病院に通いました。しかし、
約1年間の病院での治療は改善がなく、通院を中止し
ました。
約6か月前より左耳鳴りが現れ、終日ジージーと不快
な感じが続きました。さらに左耳に難聴も加わり、電
話や会話が聞きとりにくくなりました。どうしても右
耳で聴くため、頸が少し右に傾斜していることを、家
族や友人からの指摘で気づきました。
若いころから高血圧症で、降圧剤や漢方薬を服用して
いましたが、150/100mmHgと高い状態が続い
ていました。また、総コレステロール値が270mg
/dl、中性脂肪値が130mg/dlで、高コレス
テロール血症もありました。
これらの症状で困っていたとき、親戚が光線療法で難
聴をよくしたと聞き、光線研究所付属診療所を受診し
ました。早速、光線治療器を求め、自宅で光線照射を
始めました。
治療用カーボンは3002-4008番を使い、両足裏部・
両膝部・腹部・腰部は集光器使用せず、背正中部・
後頭部・右手首は1号集光器使用、左右耳部は2号
集光器使用、照射時間は右手首20分間、両足裏部・
背正中部・左耳部は各10分間、ほかは各5分間でし
た。
光線照射1ヵ月後、つらかった右手首の腱鞘炎の痛み
が約半分になり、軽くならタオルが絞れるようになり
ました。しかし、まだ荷物を持つと右腕全体の筋肉痛
が出ました。耳鳴りや難聴にはあまり効果が出ません
でしたが、めまいは少し改善し、不快感が少なくなり
ました。
照射2ヵ月後、右手首の腱鞘炎がさらに軽くなり、右
腕全体の筋肉痛がほとんどなくなりました。左耳の難
聴も軽くなり、会話やテレビの声も少しずつ聞こえる
ようになり、耳鳴りもない時間が増えてきました。
血圧が徐々に下がり、140/90mgHgになりまし
た。照射3ヵ月後、右手首、腱鞘炎は、およそ9割方改
善しました。めまいがすっかり出なくなり、耳鳴りは疲
れが強いとときどき起こりましたが、普段はほとんど気
にならなくなりました。
難聴はまだ多少残っているものの、電話や会話が聞き返
すことが少なくなりました。
うれしいことに頚部の傾斜が改善され、わからなくなっ
たと言われました。血圧は130/80mmHgと安定
し、降圧剤を減らせる状態に改善しました。総コレステ
ロール値195mg/dl、中性脂肪値65mg/dl
に下がりました。
驚いたことに、若いころからの大変な冷え症が、光線療
法のお蔭でからだ全体が温まり、冬も電気毛布なしです
ごせるようになりました。
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