脳が光線治療の光と熱を受け付けないことがあります。
長い間、引きこもっていたり、過剰なストレスで、自律神経が弱ってしまうと、光線治療の光と熱を受け付けない体になることがあります。
自宅の中の生活が長くなり、日光浴とまではいかなくても、外に出る機会が少なくなると、光線に対する過剰な反応が出ることがあるんです。
以前、たんぽぽの患者さんで、30歳男性の方ですが、家族が体調を心配して、自宅用に光線治療器を1台購入されました。
彼は、10年間働いた仕事を、対人関係で辞めてしまいました。それ以来、自宅にいるようになったのですが。
本人も、興味を持って、積極的に光線を当てたのですが、どうにも、体がだるくなって2~3日寝込む、めまいがする、熱が体内にこもる、寝れなくなるなどの症状が出てしまうらしいのです。
脳は、非常に強い刺激(本人のストレス域値を超えるストレス)を受けると、過剰な興奮を起こします。
ひきこもりや自宅にいて1日中、横になったりすることは、脳を休めているというか、脳が休みたいと言っているんです。
ただ、あまり長い引きこもりは、今後の自立生活に支障をきたしますから、早めに専門家に診てもらうことも必要です。
ところで、彼ですが、光線治療をあきらめて、2年間ほど自宅にいたのですが、夜間のコンビニのアルバイトを始めてから、体調が良くなった?のか、腰痛で、3年ぶりに光線治療をしてみたところ、とても気持ちよく感じて、そのまま、ぐっすりと寝てしまったそうです。
不思議ですよね。脳がストレスから立ち直り、正常な脳になったのでしょうか。
現在は、正社員として、営業の仕事をしている彼ですが、月に1度、来院して、光線治療とマッサージを受けに来ます。
彼曰く、自宅にずっといたころは、部屋のカーテンを取り払い、寝込んでいても、朝と夜のメリハリを付けていたと言います。
気分のいい時には、近くの河川敷を散歩していたそうです。
そうして、少しずつ、脳を回復させていたのかも、しれませんね。
ちなみに、自律神経のカーボンの組み合わせは、3002-5000番ですが、3001-5000番でも、3000-5000番でもいいですよ。