胃・食道・肝臓・膵臓・腎臓などの内臓の疾患には「背正中部」の光線照射
「背正中部」への照射は、胃・食道・肝臓・膵臓・腎臓など内臓の疾患の場合に照射する部位で、重要な照射部位の一つといえます。
胃や肝臓、膵臓などの疾患で、腹部へ照射すると不快感や違和感などの反応が出ることがあります。
この場合、腹部への照射をさけて背正中部の照射を行います。
照射位置は、みぞおちの背中側、ちょうど背中全体の中央付近に1号集光器を使用して照射します。
また照射姿勢は、横向きに寝た姿勢、あるいはイスにすわった姿勢で照射します。
照射器が複数台あれば、例えば肝臓の治療の場合、肝臓部と背正中部を、胃の治療の場合上腹部と背正中部というように、腹部側と背中側から同時に照射すると効果的です。