癌術後の腕や足のリンパ浮腫のコウケントー光線治療

個人差なのか、体質なのか、同じ先生の手術でも大きく違いが出るのがリンパ浮腫です。 リンパ浮腫は、4005-4005番で照射することもありますが、基本は癌術後のカーボン1000-4008番を使っていきます。 リンパ浮腫の場合、どうしてもむくみのある部分に目が行きがちですが、血液やリンパの流れを良くするために上手く自律神経を利用しましょう。 例えば、腕のリンパ浮腫では、左右咽喉部(首の真横)を光線照射することで星状神経節が刺激され、腕の血液やリンパの流れが良くなります。 また、足のリンパ浮腫の場合は、腹部や腰部にしっかりと光線照射を行うことで、腹部神経叢や腰部交感神経節が刺激され、足への血液やリンパの流れを良くします。 リンパ浮腫を含めて全身状態が少しずつ良くなれば、少しずつ社会復帰をして、仕事や趣味、サークル活動、ボランティア活動を行い、体を刺激していき、生き甲斐を持ちましょう。 ほどよいストレスも生体活動には必要ですから。 照射時間は、左右咽喉部は10分間~15分間、腹部や腰部は20分間~30分間が目安です。
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