耳にマラセチア菌が感染してコウケントー光線治療も併用したい、目の疾患で光線を当てたい、口や鼻に腫瘍が出来て光線を行いたいなど、ご相談をいくつも受けています。
犬、猫の病気で患部にピンポイント光線を行いたい時はどうしたらいい?
その前に、犬・猫は光線治療に慣れていますか?
膝にのせたり、大型犬はそばに寄り添って、お腹側からでも背中側からでもいいので、全体に大きく当てること。照射距離は30cm~40cm。照射時間は5分。(←適宜延長照射する)
まずは、コウケントー光線治療の良さを犬・猫ちゃんに分かってもらいましょう!
太陽が嫌いな動物はいませんので、時間をかけて慣れさせてください。
自分から当てるようになるまで根気に全体照射をします。
※もともとコウケントー光線治療が大好きで、ずっと当てている犬・猫は患部治療をしても大丈夫です。
ただし、嫌がるなら絶対に無理に当てないでください。
1週間、1か月が経過して、光線の気持ち良さが分かってリラックスしている時に、そーっと患部に当てるんです。
もちろん、全体照射している最中にそーっとずらして患部付近を当てるから、集光器は付けていません。だから40cm~50cm離して当てるんです。
よしよしなでなでしながら、当ててみる。この繰り返しを毎日行っていくと、犬・猫ちゃんたちは、患部に当てても痛くないんだ、気持ちいいんだと分かってくれれば、素直に光線を当ててくれます。
カーボンは、人の病気と同じで良いですが、手持ちのカーボンがあれば何番でもいいので当ててください。
動物は太陽の光と熱の感受性が高いので、何番でも良く効きます。