床ずれ後のケロイドに可視総合光線療法

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可視総合光線療法 理論と治験P191
43歳 女性
症状の経過
駅の階段から転落し、右膝を骨折し、金属プレートを入れる手術を受けた。
入院、自宅療養を含めて約3ヵ月間、寝たきりに近い状態が続き仙骨部に2~3cmぐらいの床ずれができた。
ジクジクし痛みが強く、睡眠も不十分となった。
その後、徐々に歩行可能になったが、床ずれがケロイド状に盛り上がり、椅子にも座れず痛みとかゆみが強かった。
友人の紹介で光線研究所附属診療所を受診した。
光線治療
3002-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部、腹部、腰部、後頭部、右膝部、床ずれの患部を照射。
照射時間は両足裏部・患部は各10分間、その他の部位は各5分間。
治療の経過
膝の痛みもあったので膝と床ずれの治療を同時に開始した。
治療開始1カ月後、膝の痛みが緩和し、ケロイド(床ずれ痕)の痛み、かゆみが少し緩和した。
治療2ヵ月後、膝の痛みがさらに軽減。
ケロイドの盛り上がりが小さくなり、触れても痛みはなく、かゆみも改善した。
治療4か月後、痕が薄く残っているがケロイドの盛り上がりはなくなった。
また、膝痛は軽減し、膝の曲がりも改善し積極的な外出が可能となった。
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