帯状疱疹後神経痛に可視総合光線療法

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可視総合光線療法 実践治療 報告集 P128
70歳 女性
今年70歳になりました。
1年ほど前、右脇腹と右背中に痛みが出て、肌着たタオルが触れただけでも痛むようになりました。
痛みのため睡眠不足になりました。
しだいに痛みが強くなり、発疹も出てきました。
皮膚科を受診したところ、帯状疱疹と診断されました。
帯状疱疹が出る前は、仕事で夫の帰りが遅く、私もけっこう夜ふかしして生活が乱れ、無理をしたので、からだが弱っていたのだと思います。
抗ウイルス薬や痛み止めで治療しましたが、3ヵ月経っても皮膚の赤みと痛みが残り、大変困っていました。
病院からは、慢性疼痛治療薬(リリカ)を処方されましたが、その薬の副作用で眠気やめまいが出て、それでも困っていました。
痛みがとれずにいたところ、友人から「痛みには光線治療が効くと思う」との話がありました。
早く楽になりたい一心で、翌日、光線研究所付属診療所を受診しました。
光線研究所付属診療所で初回の光線治療後、かえって痛みが増した感じがありましたが、光線研究所附属診療所の先生から、陽性反応(一時的に症状が強く出ること)で痛みが強まる場合もあると聞いていたので、それを信じて週に1~2回の通院治療を開始しました。
しかししばらく通院しても、光線治療の効果が感じられず、病院で神経ブロック注射を数回受けましたが、それも一時的に痛みが少し軽くなっただけでした。
光線治療も期待外れかと思いましたが、ほかに頼るところもなく、もう少し治療を続けることにしました。
すると、通院7回目ごろから、やっと光線治療がジワジワと効いてきて、痛みが少し軽くなり、前よりも動きやすくなりました。
その後患部の痛みが半分以下になり、肌着がこすれただけでもつらかった痛みがなくなり、食欲も出て、よく眠れるようになりました。
光線治療は効果がありそうに思えたので、10回ほど通った後光線治療器を用意して、自宅治療を始めました。
自宅で治療を始めてから2週間で、痛み止め薬が不要になりました。
さらに1ヵ月ほどで、たまにピリピリするくらいの痛みまで改善しました。
光線治療
治療用カーボン:3001-3002番。
照射部位・時間:両足裏部・右肋骨部・右背中・右脇腹部を各10分間照射、両膝部・腰部・腹部・後頭部を各5分間照射。
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