帯状疱疹後のかゆみに光線療法

実践治療 報告集P126 (転載許可済)
50歳 女性 帯状疱疹後のかゆみ
光線研究所附属診療所を受診する2週間前に、頭痛が起こりました。
頭痛は若いころからときどきあり、その都度、漢方薬の服用で落ち着かせていました。
今回も「またいつもの頭痛か」と思っていたところ、頭痛はすぐに治まりましたが、その1週間後に鼻の右側にブツブツと水庖ができ、そこから透明な液が出てきて、だんだん皮膚が赤くなり、痛がゆくなってきました。
いつもかかっている漢方の先生に相談すると、帯状疱疹(ヘルペス)と診断されました。
内服薬と塗り薬をもらいましたが、その塗り薬を患部に塗るととてもしみました。
困って先生に相談したところ、「それならば光線治療を試してみるといい」と光線研究所を紹介してくれました。
正直なところ、どんな治療をするのか想像できませんでした。
しかし、信頼する先生の勧めなので、きっと効果的な治療なのだろうと信じて受診しました。
光線研究所の診察で「光線治療を始める時期が早ければ早いほど、症状が改善する症例が多い」というお話をうかがいました。
光線治療の説明のあと、光線治療を受けました。
初めての光線治療では、痛がゆさに変化はなかったのですが、ジュクジュクしていた患部が徐々に乾いてきました。
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2日後に2回目の光線治療を受けたところ、患部はさらに乾いて、かさぶたになりました。
1週間後、3回目の治療で患部の赤みが薄くなり、皮膚がきれいになりました。
痛がゆさもかなり減って、ほとんど気にならなくなりました。
漢方の飲み薬と早い段階での光線治療のお陰で、帯状疱疹の回復がとても早く、よかったと安心しました。
その後、元のようにきれいな皮膚に戻り、痛がゆさもほとんどありません。
今後は、冷え症体質の改善のために、もうしばらく通院を続けます。
◆光線治療(帯状疱疹後のかゆみ)
治療用カーボン:3001-3002番。
照射部位・時間:両足裏部10分間照射、両足首部・両膝部・腰部・後頭部(1号集光器)を各5分間照射、帯状疱疹の患部(2号集光器)で20分間照射。
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