帯状疱疹の可視総合光線療法
理論と治験P173
85歳 女性
症状の経過
長年の腰痛と胃弱で食も細くからだが弱っていた。
冬に右胸から右の背中に赤い発疹ができ、帯状疱疹と診断された。
薬は胃が弱くて飲めず、塗薬も効果がなかった。
ピリピリチクチクする感じが増し、水泡ができ痛みで夜も眠れない状態が続いた。
光線治療
3001-3002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両足首部・腹部・腰部を各5分間、右胸・右胸横・右背中(1号集光器使用)を各10分間照射。
治療の経過
通院治療を行った。
治療にたびに痛みは和らぎ、夜も眠れるようになった。
14回目(1か月半くらい)には痛みはほぼなくなり、破れた水泡は乾き、つっぱり感が出てきた。
長年の腰痛も軽減し、食欲も増し、3ヵ月目頃にはつっぱり感もなくなり、ほぼ治癒した。