変形性膝関節症の再発に可視総合光線療法を併用

実践治療 報告集P78
56歳 女性
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1年前、階段を昇るとき、急に右膝に痛みが走り、日ごとに右膝の痛みは強くなってきました。
整形外科で検査を受け、変形性膝関節症と診断されました。病院では、ヒアルロン酸注射や鎮痛剤、湿布薬の処方を受けました。
右膝の痛みは1ヵ月ほどでやわらぎ、無理をしなければ、何とか歩けるようになりました。
ところが、最近、右膝の痛みが再発しました。冷えた部屋で10時間以上、デスクワークをしたのが原因だと思います。
その後、右膝をかばったせいで、左膝も痛くなりました。左膝の痛みが10とすると、右膝は6程度です。土の平地をゆっくり歩くのは何とかなりますが、アスファルトやコンクリートの道では痛みが出て、とくに階段の昇り降りはつらい状況でした。
数か月前から、夜、左膝の痛みで目が覚めるようになりました。そんな折、友人から光線治療を勧められ、光線研究所附属診療所を受診し、光線治療を受けました。
初めての光線治療が気持ちよかったので、週1~2回通院することにしました。ところが、最初の光線治療後、両膝の痛みが前より強くなりました。
治療通院3回のとき、やはり治療後、膝痛が強くなりましたが、帰りの歩行時にはすぐに治まり、最初の痛みより軽くなりました。
通院4回目、右膝痛はずい分やわらぎました。左膝は階段を降りるとき痛み、長時間正座していると立ち上がるときにも痛みが出ました。
通院6回目、右膝痛はほぼ改善しました。左膝の痛みは変化はありませんでしたが、以前より膝を曲げるのが楽になりました。
光線治療を始めてから、悩んでいた便秘が解消し、排便がスムーズになりました。
通院8回目、朝階段を降りるときに左膝痛が少しある程度で、日中はさほど痛みを感じなくなりました。
通院10回目、仕事の出張で歩きすぎて、左膝に少し痛みが出ましたが、強い痛みではなく助かりました。
普段の歩行や階段の昇降時、「嫌だな!」と思わなくなり、精神的にも楽になりました。
通院12回でとりあえず治療は終わりにしました。左膝はしゃがむときに少し不安がありましたが、たくさん歩いた日でも、階段の下りで左膝の痛みが出なくなりました。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部・両膝部・両膝裏部を各10分間照射、腰部・腹部・右膝部(1号集光器使用)・左膝部(1号集光器使用)・後頭部(1号集光器使用)を各5分間照射。
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