前立腺肥大症の可視総合光線療法
理論と治験P256
前立腺肥大症の光線治療
可視総合光線療法は、患部の血液の循環をよくし、尿路の感染を予防して症状を軽減します。
治療は症状が落ち着いても続けることが大切です。
治療用カーボン:3002-5000番、1000-3002番または3002-6000番を用います。3001-4008番、4002-6003番、4006-4007番がよい場合もあります。
光線照射部位:両足裏部10分間、両膝部5分間、腰部5分間、左右下腹部各5~10分間。
前立腺部10分間。
排尿障害の程度に合わせて両足裏部・会陰部などは20~30分間と長めに照射します。
閉尿の場合は、1日2回治療しますが、排尿がみられない場合は、ぎりぎりまでがまんしないで医療機関で導尿などの処置を受けることです。
排尿障害と血尿の症状は、前立腺肥大症のほかにガンなどの病気でもみられますので、これらの症状があるときは、きちんと検査を受けることが大切です。