円形脱毛症の可視総合光線療法

円形脱毛症の症例2
18歳 女性
m03_img01.jpg
◆症状の経過
3~4歳頃より円形脱毛症がはじまり、当初後頭部だけであったが、その後徐々に頭頂部にも円形脱毛症が見られるようになった。
子供の頃からアトピー性皮膚炎で、頭やからだの痒みが出たり、消失したりを繰り返していた。
その後、数十年間は、小さい脱毛が現れたり治ったりの繰り返しであった。
ところが、親元を離れ学生寮生活が始まった事がきっかけで、前頭部、頭頂部、側頭部と脱毛部が目立ってきた。
日増しに脱毛がひどくなり、洗髪時、ごっそりと頭髪が抜けて大変な不安感におそわれた。外出がつらく、帽子をかぶる生活が続いた。
◆光線治療
治療用カーボン:3000-5000番。
光線照射部位:両足裏部、両膝部、後頭部(1号集光器使用)、左右側頭部(1号集光器使用)、頭頂部(1号集光器使用)。
光線照射時間:5~10分間。
◆治療の経過
光線治療2ヵ月後より、洗髪時の脱毛が少なくなり、頭と身体の痒みが同時に少しずつ緩和してきた。
約4か月後には、脱毛が少なくなり周囲より発毛がみられるようになってきた。
約10ヵ月後には、頭頂部、側頭部、後頭部とも大変育毛が進み、脱毛症が改善した。頭部の痒みが全くなくなり、同時にからだのアトピー性皮膚炎も完治した。
特に生活環境が変わってないので、光線治療の効果がうらづけられた
PAGE TOP