つらい帯状疱疹後神経痛に可視総合光線療法を試してみる

実践治療 報告集P126
80歳 女性 帯状疱疹後神経痛
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私はもともと元気が取り柄で、病気などしたことがありませんでした。
65歳で会社を退職し、72歳のときに夫に先立たれてからは、息子夫婦と二世帯住宅に住んでいました。
息子夫婦は共働きのため、家事一切すべて私が行っていました。
それでも家事を苦痛に感じることはなく、ストレスを感じることもなく過ごしておりました。
ただ、若いころから冷え症があり、クーラーは嫌いで、去年の夏は猛暑で睡眠不足になり、夏ばてぎみでした。
何となく肩こりを感じるようになり、その2~3日後に、急に左肩から左腕にかけて発疹が出てきました。
チクチクと痛みましたが、もともと医者嫌いなので、放置してました。
しかし、指先まで痛むようになったので、4日目に医者に行きました。
そこで、帯状疱疹(ヘルペス)と診断されて、「すぐに薬を飲めば回復が早いが、こじらせて神経痛が残ると大変だよ」と言われ、病院でもらった薬を飲みました。
すると、1週間過ぎて皮膚のほうはきれいになってきましたが、うずくような痛みが続き、腕を動かすと焼け火箸を圧しつけられるような激しい痛みで、からだを動かすことさえままならなくなってしまいました。
光線治療器は、夫の病気のために購入しましたが、夫が亡くなってからは、しまい込んで全く使っていませんでした。
私の痛がる様子を見て、息子が「たしか、神経痛にはよかったはずだ」と、物置から光線治療器を出してきました。
指導書を見ながら、自宅での光線治療を開始しました。
さらに、帯状疱疹の正しい治療法をうかがうため、光線研究所附属診療所を受診しました。
4台で治療していただき、痛みがうそのように軽くなりました。
しかし、治療が終わって帰るころには、またズキズキと痛みがぶり返してきました。
光線研究所での指導は「痛みが強いときは患部に1日2~3回照射して、からだが冷えていると治りが悪いので下半身の冷えを改善することも重要です」と教えられましたので、下半身も時間のある限りしっかり照射しました。
光線治療開始3週間で、帯状疱疹の痛みはほとんどなくなりました。
ありがとうございました。
◆光線治療
治療用カーボン3001-3002番。
照射部位・時間:両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部を各5分間照射、左上腕部・左前腕部を各10分間照射、さらにとくに痛みの強い患部(左上腕外側部・左母指球部)を20分間照射。
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