円形脱毛症のコウケントー光線療法

光線研究 第566号
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昨年の夏、美容院で円形脱毛が見つかりました。しかも、頭全体に小さいのがあちこちにあるとのことで、後頭部には五百円玉より大きいのが見つかりました。
もともと髪の毛が多いので他人からはわからなかったと思いますが、おそらく元の髪の毛の量の半分位は抜けてたと思います。
だんだん広がってきて、病院で、「恐らく全部抜けるだろう」と言われて、たいへんなショックを受けました。
これまでは、健康で病院のお世話になることもなく、薬を服用したこともありませんでしたので、今回皮膚科で処方されたステロイドホルモンの塗薬は、怖くて使えませんでした。
精神的にもともと不安定になって、どうしようかと悩んでいたとき、亡くなった父が使っていた光線治療器を思い出しました。
自己流でかけ始めましたが、やはり光線研究所附属診療所に相談した方が良いと思い、相談し次の処方をいただきました。
治療用カーボンは、3000-5000番、両足裏部10分間、腹部・腰部各5分間、後頭部(1号集光器使用)、左右側頭部(2号集光器使用)・頭頂部(2号集光器使用)各5分間照射。
2ヵ月間程続けて、頭頂部と側頭部の脱毛部にはポツポツと一部に発毛が見られましたが、後頭部はかなり脱毛が広がり、3分の1位は脱落してしまいました。
とても不安になって、また光線研究所の先生に御相談しました。光線研究所の先生からは、「発毛が見られているので効果は出ています。後頭部は照射時間を10分間にして治療を続けて下さい」「心配や不安はかえって治りが遅くなりますので、一時的に脱毛が広がっても心配し過ぎずに治療を続けて下さい」とのアドバイスをいただきました。
その後は、あまり神経質にならずに、帽子でおしゃれを楽しんだり、今の状況をできるだけ楽しむことに努めました。
そうしたところ、治療4か月目に入って脱毛は止まり、発毛が増え、半年後には帽子も必要なくなりました。
あんなに脱毛していた後頭部もほぼ元に戻り美容室できれいにカットしてもらいました。
今回53歳で脱毛になって、色々考えさせられ、日々あたりまえのことに感謝が足りなかったと反省いたしました。
光線療法と光線研究所の皆様にもたいへん感謝いたしております。
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