ヘバーデン結節の指の痛みがつらくてコウケントー光線治療を当ててはいるけれど、なかなか痛みが取れないと相談を受けます。
通常なら両手の裏表を当てるだけでもずいぶんと楽になるものですが、頑固な痛みもあります。
そんな時、たんぽぽ光線では痛みのある指はとりあえず意識せず、全身光線でたっぷりと汗が出るくらいに当てて、体全体をポカポカにします。
その後に、首・肩・鎖骨回り・肩甲骨間部・腕から手首・腰などの上半身を中心によくマッサージをしていきます。
指に痛みがあるだけで、全身の筋肉が固くなり、寝つきが悪くなり、血行を悪くして、ヘバーデン結節の痛みを強くする流れを断ち切ることが大切だからです。
よくカーボンを変えたら良くなるんじゃないかと相談されますが、カーボンの組み合わせよりも、まずは基本に戻って、両足裏部・両膝部・腹部・腰部・肩甲骨間部・後頭部などの全身照射で筋肉を柔らかくして、血行を促す光線をしていきましょう。
手の届く範囲で体をほぐし、背中や腰など手の届かない部位は、接骨院などへ行って、マッサージをしてもらいましょう。もちろん、針治療でもOKです。
O・Yさん、Y・Mさん他皆さんは、3~4か月で痛みの軽減があり、半年程度で気にならないくらい治まってきます。
治療用カーボンは、全身治療は3001‐5000番、3001‐4008番、指には3002‐5000番、3000‐5000番を使うといいでしょう。