A・Sさん60歳男性、手首・膝・足首のリウマチの痛みにコウケントー光線治療
リウマチなどの自己免疫疾患は、光線治療がとても相性が良いです。
どんなお薬もどうして体に合わなくて、30年来ずっとコウケントー光線治療だけでリウマチの症状をコントロールされている方が何人も見えます。関節の変形はあるものの、日常生活は支障なく送れています。
そのくらいリウマチなどの自己免疫疾患に太陽の光を併用すると良いんですね。
さて、今回は男性のリウマチですが、痛みの原因がなかなか分からず、半年後にやっとリウマチと診断されたそうです。
現在は痛み止めを服用されていますが、コウケントー光線治療がいいのではないかと親戚の紹介でたんぽぽに来院。
いきなりガッツリと光線照射を行うと、陽性反応(熱が出る、薬疹が出る、痛みが強くなる、だるくなるなど)が出やすいので、優し目の光線治療を行います。
このケースでは、3001-3001番を使いました。
光線を当ててみて、痛みがどのように出るかを確かめるためです。
※財団法人光線研究所に行くと、黒田先生はいつでも私に、病気ではなく患者さんを診なさいとおっしゃいます。
資料ではなく、目の前の患者さんの話に耳を傾けて、光線治療してみて、また再検討して、より良いカーボンを使って光線治療を行うことが大切と言います。
資料や本ではなく、臨床が一番大切だといつもおっしゃいます。
脱線してしまいましたが、陽性反応は1回目よりも、2回目、3回目に出ることが多い時もあります。
治療回数の蓄積により、血行や代謝が1回目よりも高くなり、自然治癒力が高くなるためです。
痛みなどの症状が強く出ることをあらかじめ説明しておくと、患者さんも安心して光線治療を受けることができます。
個人差はありますが、10回前後の光線を行うことで、陽性反応が出にくくなりますから、そしたら基本照射を合計40分間、痛みのある手首、膝、足首を各10分間~20分間照射していきましょう。
カーボンは3001-4008番、3000-5000番を使います。
A・Sさんは、自宅での治療はなかなかできないと言うことなので、週に1回の通院治療をすることになりました。
通院治療15回目あたりから、日中の手首、膝、足首の痛みが和らぎ、腰痛も楽なったと喜んでいます。
これからも通院治療を継続されていきます。