自律神経から来る口中の苦み、胃もたれに可視総合光線療法

光線研究 第585号
70歳 女性 口中の苦み・胃もたれ
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◆症状の経過
9年間の実母の介護中に軽いうつ症状がみられた。
母の他界後、口中の苦みや胃もたれが一日中あり、食事も美味しくなく、大変不快な思いをしていた。
病院で検査をしても、特に異常はなく、胃腸の漢方薬を処方されたが、全く効果がなかった。
半年位して長年光線治療をしている知人から光線研究所附属診療所を勧められ、受診した。
◆光線治療
3001-5000番の治療用カーボンで、両足裏部10分間、両足首部・両膝部・腰部・後頭部(1号または2号集光器)を各5分間、背正中部(1号集光器)10分間照射。
◆治療の経過
すぐに治療器を用意し自宅治療を始めた。
1ヵ月治療して全く変化がないので、再度受診した。
焦らず根気よく治療を続けることが大切である事をアドバイスした。
また、足の冷えが強く、光線治療を行っても温かさをよく感じないので、両足裏部の照射は、1日3回行うことにした。
治療半年を過ぎる頃から徐々に口中の苦みの軽減があり、1年後には、口中の苦みは半減、食欲も出て、以前より、食事をおいしく食べられるようになった。
舌の状態は治らないと諦めていたが、光線治療で改善して、たいへん感謝している。
◆光線研究所のコメント
この治療例のような味覚障害は、交感神経の過緊張によるもので、舌自体には異常はありません。
従って、舌への直接照射はせず、冷えの改善で両足裏部の照射に重点をおくことが大切です。
治療結果として、交感神経の緊張が緩和し、味覚障害が改善した症例です。
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