子どもの滲出性中耳炎に可視総合光線療法を併用
光線研究 第449号
7才 男子
症状の経過
3才の頃から右耳の聴力が低下し、近くの耳鼻咽喉科では滲出性中耳炎と診断されていた。
注射針で溜まった液を取ってもらうが、すぐに液が溜まってしまう状態であった。
耳鼻咽喉科ではチューブを入れて治療する予定になっていたが、光線治療を紹介されて光線研究所附属診療所を受診した。
光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使用し、両足裏部・両膝部を各5分間、左右咽喉部を各5分間、健側の左耳部は5分間、患側の右耳部は10分間の照射を指示した。
治療の経過
耳鼻咽喉科の治療も平行して受けながら光線治療を続けた。
その後アレルギー性鼻炎の症状(鼻づまり)がみられるようになったので、眼と鼻部を5分間を追加して治療を続け、鼻の症状は良くなるとともに耳の症状も改善してきた。
治療10ヵ月で中耳炎の再発はみられなくなり、難聴も改善した。
現在は予防のために両足裏部・両膝部を各5分間、左右咽喉部を各5分間の治療を行っている。