臀部の湿疹に可視総合光線療法

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可視総合光線療法 治療報告と症例集P115
臀部の湿疹 58歳 男性
昨年の夏より臀部に湿疹が現れ、徐々に湿疹の範囲が広がってきた。
かゆみがひどい上に、椅子に腰かけると痛みも見られ、坐位での仕事が大変苦痛になり、車の運転がとてもつらかった。
皮膚科を受診し、処方された塗布薬を4か月間続けたが、効果が見られなかった。
寒くなってから、湿疹の範囲がさらに広がり、かゆみと痛みの症状がより強くなった。
かゆみで寝つきが悪く、うとうとしても寝返りで覚醒してしまう状態であった。
友人に光線研究所附属診療所を紹介され、早速受診した。
光線治療
治療用カーボンは3000-3002番を使用し、両足裏部・両膝部・腰部を各10分間、腹部・後頭部を各5分間、左右臀部を10~20分間照射。
治療の経過
自宅で光線治療を毎日根気よく行ったところ、1ヵ月でかゆみが少なくなり、痛みのほうも緩和してきた。
同時に、赤さのほうも半減してきた。
そのため、寝つきが少しずつ改善した。
治療2ヵ月後、臀部の湿疹が完治した。
かゆみも痛みもまったく見られず、座位での仕事を続けることも、長時間の車の運転も可能となった。
また、光線治療により以前から悩まされていた腰痛が改善し、長い不眠状態が原因で高くなっていた血圧も、以前の正常範囲に戻ってきた。
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