10時間に及ぶ膵臓癌の手術を終えて1か月ぶりに退院された76歳男性の患者様。66kgあった体重は10kgも減少してしまったそうです。僕は10kg減ってしまったけど、15kgも体重が減少した方もいるんだよと言われました。
膵臓癌術後の検診で、心臓の血管に2ヵ所細くなっているところがあると言われて、1ヵ所のみ手首の静脈から心臓の血管にステントを入れる手術を1泊2日で行い、もう1か所は今すぐに処置しなくても大丈夫と言われて退院。
その後は、1週間おきに発熱して、入退院を繰り返す。胆管炎が見つかったりでその都度、病院治療を施していました。
奥様はたんぽぽ光線歴10年ですが、ご主人はそんな光を当てて身体が良くなるなんてと来院されたことはありませんでした。しかし、これだけ身体が弱ってしまい、奥様に促されてたんぽぽ光線を受けにお越しになられました。
想像していたよりもとてもお元気な方でしたので、膵臓癌術後と心臓のステント術後と発熱のコウケントー光線治療を早速行いました。
治療用カーボンは、3000-5000番を使います。(5002-5002番でもOKです。)
両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部・背正中部・後頭部の7ヵ所を合計45分間光線照射。
ただ光を当てるような感じでポカポカと温かい光線照射を行いました。
光線照射後に、「いや~、気持ち良くてたんぽぽ先生が声を掛けるまで寝てました」と言われました。
「手術後に体重が急激に減ったので、着込んでも寒いんですよ。寒がりになっちゃったですよ。お風呂も体力がなくなって長く入れないから温まらなくて。光線を当ててもらったら身体の芯からポカポカになってジワッと汗が出ましたわ」と言われました。
「しばらくは週1回で来ますので、よろしく頼んます。」
光線開始3か月後(治療回数13回)で、食欲が出て1日5回~7回に分けて食事をして、体重は2㎏増えて体力が少し戻り、お風呂もゆっくりと入れるようになり、ゴルフの打ちっぱなしにも出かられるようになりました。
毎週のように発熱がありましたが、コウケントー光線治療を始めてからは3か月間で発熱は2回のみとなり、発熱の頻度が少なくなっています。
もう少しだけ長生きしたいので、やっぱり週1回の光線治療を継続したいと言われて、奥様と2人で来院することになりました。
※76歳男性の現在の光線治療方法は、3000-5000番から1000-4008番に変更して6台同時照射光線を45分間行っています。
※癌手術後、抗がん剤治療中・治療後、放射線治療中・治療後などのコウケントー光線治療は、照射距離を40cmくらい離して日向ぼっこをしている感じで当てます。体力のある範囲で当てると、身体の回復が早く、副作用の軽減になり、つらい症状を改善して、睡眠の質を高める・食欲増進・体力維持などを促します。

