月経痛の光線治療

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理論と治験p266
月経困難症の光線治療

月経痛のために鎮痛剤をたびたび服用する人がいますが、これは痛みを一時的におさえる方法に過ぎません。
これでは月経で痛みがあるたびに薬を服用することになり、長い間には、薬による副作用の心配も生じてきます。
その点、可視総合光線療法は、副作用の心配ない有効な治療法といえます。
月経痛の原因が、子宮の循環障害であれば、光線治療で障害となる虚血は改善され、種々の症状は軽減します。
なお、月経痛が激しい人は、続発性のものが疑われることもありますので、検査を受けることも大切です。
光線治療
一般的な治療として、規則正しい日常生活を送るよう心がけながら、次のような光線治療を行います。
治療用カーボン:3001-5000番、または3001-4008番、3005-4008番を用います。
経過により、4008-6008番、4001-6000番を用いることもあります。
光線照射部位:
両足裏部・両足首部・両膝部・腰部・左右下腹部・後頭部を各5分間照射します。
経過とともに両足裏部・両膝部を各10分間照射するとさらに効果的です。
冷えが強い場合は、足が温まるまで両足裏部・両膝部を照射します。
[下腹部痛が強いとき]
左右下腹部を各10~15分間と長めに照射します。また、陰部を10~20分間、あるいはふくらはぎ部10分間照射します。
月経困難症の治療では、照射部位、照射時間などいろいろ考慮しなければならない点がありますが、いずれにしても根気よく続けることが大切です。
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