定期的にコウケントー光線治療を受けていれば、骨密度は必ず上がります。
しかし、部位ごとの骨密度を見てみると、腰椎の骨密度は上昇したものの、大腿骨の骨密度は低いままが多いです。
腰椎と大腿部の骨密度の差はある程度は仕方がないことですが、少しでも大腿部の骨密度を上げるコウケントー光線治療は、鼠径部や臀部などの大腿骨頚部の周辺を光線照射することです。



コウケントーカーボンは、3000-5000番、5002-5002番、3000-4008番、3000-1000番、5002-1000番などを使います。
78歳女性の照射部位は、両足裏部・両膝部・左右鼠径部・左右臀部・腰部・背正中部の6ヵ所を同時照射40分間。※毎週来院されていたため、今日は右上で照射、次回は左上で照射と交互に体勢を変えて当てる。
大腿部の骨密度を上げるのは容易ではないので、根気に毎日光線照射を行っても1年、2年の時間が必要になりますし、ウオーキングなどの運動、食事と並行して行う必要があります。
78歳女性の大腿骨の骨密度
1年前:若い人と比較した値58%➡1年後の現在61%
1年前:同年代と比較した値89%➡1年後の現在92%