O・Tさん42歳女性、乳癌術後の手術痕で皮膚の突っ張り、こわばりのコウケントー光線治療
左乳房の全摘手術と左腋窩リンパ節郭清を受けたあとの手術痕で、皮膚の突っ張りとこわばりを少しでも良くしたいとたんぽぽへ。
光線治療器は元々、1台持っているとのことで、カーボンの組み合わせなど色々な相談を兼ねて来院。
癌ケアの光線治療は、1000-4008番を使って全身照射をしっかりと行います。
そして、手術痕に対してもそのまま1000-4008番を使って当ててもいいのですが、手術痕の改善が見られない時には、1000-3002番の組み合わせをします。
3002番や4002番は、皮膚再生を促すカーボンですので、傷跡の改善には良いです。
余談ですが、妊娠線、お腹のたるみ、急激なダイエットで皮膚がたるむなどの症状にも1000-3002番を使うことがあります。
この場合は、できるだけお腹などの皮膚を突っ張らせて、集光なしで照射します。
話を元に戻します(;^ω^)
手術痕に対しては、傷痕の範囲に応じて1号集光器または2号集光器を使い、30分間~40分間照射します。
毎日1回行うようにしてください。
ただし、ケロイド状になっている傷はなかなか治りにくいものですので、少しでも目立たなく小さくすることはできますので、しっかりと光線照射を行いましょう。