骨折のコウケントー光線治療の目的は、関節可動域を元の状態に戻すこと。

骨折のコウケントー光線治療の目的は、関節可動域を元の状態に戻すこと。

骨折のお問い合わせやご相談で多く聞かれることは、骨が早くくっ付きますか?です。

骨がくっ付くのを骨癒合を言いますが、今までの臨床経験ではギプス固定をしている状態では患部に直接に光線照射は出来ないので、骨癒合が早まる有意差はありません。

骨折のコウケントー光線治療の最大の目的は、関節可動域を骨折前の元の状態に戻すことです。

骨折時は、骨だけでなく、筋肉・筋肉の筋・靭帯なども損傷しますから、全部含めてギプス固定するわけです。

すると骨は固まってもいいですが、筋肉は萎縮してしまい、筋や靭帯など固まっていけない部分が固まってしまうわけです。

なのでギプス固定が外せたら、徹底的に光線照射を行い(1日2~3時間)、萎縮した筋肉を太く戻し、筋や靭帯などの軟部組織を以前の柔らかい状態に戻すことが大変なんです。

患部を光線照射しながら、関節部分を一生懸命に動かしてください。ただ当てているだけではダメですよ!

骨折後の関節可動域を戻すコウケントーカーボンは、3001-4008番、3002-4008番(←浮腫みがある時)、1000-3001番、1000-6000番などを使います。

完全な元の状態になるまで数か月間は毎日当てましょう。後遺症が残らないように一生懸命に当てましょう。

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