実践治療 報告集P31
47歳 女性
若いころから肩こりが強く、首のつけ根が重くなって、顔を左右に回すとパキパキと音がしていました。
経理の仕事で一日中電卓と数字のにらめっこだったので、疲れると背中に板が入っているように硬直して、しばしば吐き気すら起こることがありました。
30歳を過ぎたころは子育てに忙しく、からだを休めることもできず、首から肩にかけての筋肉が慢性的にコチコチの状態でした。
子育てもやっと一段落したので、昨年から事務の仕事をパートタイムで始めました。
ところが、一日中パソコンを操作していると、また肩こりが強くなり、さらに眼精疲労も加わり、頭痛も感じるようになりました。
半年前からは職場の人間関係でもストレスが加わり、くちびるや足の指にまでしびれを感じるようになりました。
整形外科を受診しましたが、頸椎が真っ直ぐで、こりやすい形をしており、変形も始まっているために、しびれが出たのだろうと診断されました。
このころから不眠症になり、朝から頭痛がひどかったので、神経内科も受診しました。
神経内科の病院では、頭痛はストレスによる筋緊張性頭痛と診断されました。整形外科では牽引とホットパック、神経内科では精神安定剤を処方されましたが、なかなか症状が改善せず、薬もあまり飲みたくないので困っていました。
そんな折り、友人から光線治療を紹介され、光線研究所附属診療所を受診しました。
光線研究所附属診療所では、からだの冷えが改善すればからだの緊張がとれて、肩こりなどの症状が改善すると説明され、下半身を中心に治療してもらいました。
治療を受けるまではからだの冷えを自覚することはありませんでしたが、治療後はからだがポカポカと温かくなり、とても気分がよくなりました。
最初の光線治療を受けた日から、通院した日の晩は、ぐっすり眠れるようになりました。
2週間目で頭痛もほとんど感じなくなり首のこりもつらさを感じなくなりました。
長年苦しんだ肩こりが、こんなにすっきりしたのは夢のようです。まだ、多少しびれが残っているので、完治するまでしっかり通院いたします。
◆光線治療
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部10分間照射、両足首部・両膝部・腰部・後頭部(1号集光器使用)・左右咽喉部(2号集光器使用)を各5分間照射。